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らくがき★だいありー いちごのどくしょかんそうぶん

日々の徒然、アニメ・漫画・ドラマのお話など、その時々の気分で呟いたりシャウトしたりしているよっ。
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学園祭


 
土日は生憎台風接近中でが降っていましたが、学園祭に出掛けてみました。
 
学生さんがカプチーノを淹れてくれ、バナナチョコのワッフルを食べました
 
【 2017/10/30 (Mon) 】 携帯電話から | TB(0) | CM(0)

リバース 湊かなえ

リバース湊かなえ表紙

今年の1月期にドラマ化されておりましたが、リアルタイムでは観ておらず、撮りためておいた録画を数か月経ってから観ました。

11年前、「デスノート」の映画で共演した、藤原竜也さんと戸田恵梨香さんが再び共演していました。

美男美女で並ぶととてもお似合いなのですが……

藤原さん、よくここまでダサくなるな。

あのシュッとしたカッコイイ人が……

役者だな~。





ドラマは毎回引きが良く出来ていて、主題歌もミステリーを盛り上げるのに一役買っており、毎回毎回楽しく観られました。

原作は1冊だけなのでそのまま連続ドラマとして映像化するためには様々なエピソードをつけたして、登場人物たちにも多くの肉付けが施されなければなりません。

そのおかげで、原作では記号的に書かれていたキャラクターたちにも奥深さが出て良かったと思います。




イヤミスの女王と言われる湊さんだけあって、原作のラスト数行でくるっとひっくり返る、文字通りのリバース、主人公の絶望といったらありません。

この主人公の描写が余りにも切なくてダサすぎて自己評価低すぎて、なんだか十代二十代の頃の自分のようで身につまされます。

十代の頃って意味もなく尊大な子もいますが、同じくらい自己評価が低い子もいます。

普通、とされるよりももっと低い位置に自分がいるんじゃないかとおどおどしている子たち……

湊さんがそうであったのかは存じませんが、彼女はいわゆる「底辺」とか「カースト制度の下」と呼ばれるような人たちの心情がとてもよく分かる作者さんだなーと思います。





ドラマの方のラストには、主人公とそのガールフレンドに希望が射すような未来を示唆して終わります。

脚本のアレンジの巧みさと役者さんの演技力とが相まって、良作に仕上がっていると思います。

【 2017/10/29 (Sun) 】 本のこととか | TB(0) | CM(0)

校閲記者の目 あらゆるミスを見逃さないプロの技術

校閲記者の目毎日新聞表紙

毎日新聞校閲グループによる、新聞社としての校閲の心得を書いた本です。

新聞社としての校閲ですから、それならではの統一がありますので、一般の小説とは違うルールがあるかと思われます。

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間違い探しのようで楽しそうにも思えますが、ひとつでも間違いがあるまま紙面に掲載されてしまっては大問題に発展しかねません。

さぞかし気を遣うお仕事でしょう。

それに誤字脱字だけでなく、人名・歴史・料理や洗濯、医療関係まで精通していなければなりません。

新聞にはあらゆる方面の記事が載っているのです。

知らなければ調べる。

何度も調べる。

しかし新聞は毎日発行されますから、時間との闘い!





大変興味深い本でした。

うちは読売新聞をとっていますが……

読売でも校閲記者さんたちが毎日赤ペンで筆を入れている筈ですが……

若い記者さんのものらしき記事には、残念ながら文法の間違いがちらほら見受けられま……す……。

気づいちゃってスミマセン。



【 2017/10/24 (Tue) 】 本のこととか | TB(0) | CM(0)

コラボ



テレビドラマとコラボレーションしたお菓子やパンって時々ありますね。

以前、ドラマ相棒のコラボで紅茶クリームのパンを食べたことがあります。


【 2017/10/20 (Fri) 】 携帯電話から | TB(0) | CM(0)

「肌触りが違うにゃ~ん」



カシミヤのストールをその辺に放り出していたら猫に取られました。

【 2017/10/19 (Thu) 】 携帯電話から | TB(0) | CM(2)

校閲ガールトルネード 宮木あや子 

校閲ガールトルネード宮木あや子表紙

「校閲ガール」三部作の最終巻です。

相変わらず文章は軽妙で、それでいながらしっかり内容は詰まっており、読む側を熱くさせたり、又はほろりとさせる場面もあったり。

河野悦子が仕事のやりがいというものを社会人三年目にして見い出し、恋人との関係性を己に問いただすシーンは胸をつくものがあります。

今回悦子は校閲部から、憧れだった女性誌へと転属になり、そこで経験を積みます。

しかし、女性誌の仕事は思い描いていたものとはやや違っていました。

悦子は、無能とまではいきませんが、女性誌では余り役に立たなかったのです。

悦子は「プロの読者」であって、女性誌の編集者に求められる才能がなかったことを知り打ちのめされます。

そしてたいして思い入れもない校閲部の仕事こそが自分に合っていたことを自覚するのです。

こういうことはよくあります。

好きであっても向いていない仕事というのはあるものです。

大抵の人がそうであるかもしれません。

逆にいうと、「好き」を仕事にしたいというのは、展望が甘いか、あるいは一握りの本物の才能を持っている人のみに許された贅沢といってもいいでしょう。

悦子もそれを認めるのは辛かったであろうと思います。






さて。

ストーリーは文句なく面白いし、キャラクターも立っている。

面白い。

しかし。

今回は前作にも増して、語彙・文法のミスが目につきました。

ミスとは言えないが、これは適切とは言い難い表現だなと、読んでいてひっかかりを感じる、違和感を覚えるものが多々ありました。

普段、小説を読んでいてここまでざらっとした感覚を抱くことはないのですが……





P21 完全な間違いとは言えないのだが、

>だいたい十六文字×三百五十~四百五十行くらい

 「だいたい」がかかるのは「十六文字」で、「くらい」がかかるのは「三百五十~四百五十行」なので、間違いではないのだが、読んでいて鬱陶しい印象がある。

「くらい」を「間」に変えるだけで文章全体がすっきりする。

P28 >目線を辿る

「目線」を辞書でひくと、

①映画、演劇、テレビ界の語。視線、見る方向。

②物事を見る方向や位置。

とある。

俗語とは言い切れないが、小説の中では不適切な表現であろう。

視線の方向を辿る、がより望ましい。

P28 >「入社試験ちゃんと受けて、満点近く叩き出したって」

「叩き出す」の意味。

広辞苑・①たたきはじめる

②たたいて追い出す。また、乱暴に追い出す。

③金属をたたいて模様を浮き出させる。

明鏡国語辞典

①たたきはじめる。うちだす。

②たたいて追い出す。また、乱暴に追い出す。

③金属板を裏からたたいて模様などを浮き出させる。うちだす。

④野球で、打撃によって(貴重な)得点を挙げる。

⑤スポーツで、新記録などを作り出す。

⑥高額の利益を作り出す。はじき出す。

この小説の場合、作者がおそらく意図したものは、明鏡の⑤に近い意味であろう。

が、「叩き出した」ものは「入社試験」であって、ペーパーテストの最高点はそのペーパーの満点が最高である。

スポーツのように、「記録」を「超えて」、「叩き出す」ことは出来ないのだ。

「今まで入社試験を受けた最高点が90点で、この子は95点であったなら、『叩き出す』という表現で合っているんじゃないか」

とお考えの方もいらっしゃるであろう。

しかし私には細やかなニュアンスが違うという印象を受ける。

P29 「アラサーくらいの綺麗な女性」

around30。アラウンド、は「周辺」、30歳前後の年齢という意味で使われる。

30歳前後というだけで既にアバウトというか、「だいたい」を意味しているのに(厳密にはアラウンドとアバウトの意味は違うが)
、「くらい」を更につけるのはいかがなものか。

P31 >「今電話するの、思い立ったら今でしょ!」

いつ電話するの、と言いたかったのでしょうか。

P50 >やっと行けるはずの旅行だったのに

行けるはずの旅行。書き直すと「旅行に行く」。旅に行く行く。

この用法はよく散見する。アナウンサーでも使用しているのを聞く。

「重言(じゅうげん)」の一部ではないかと思われる。

「電車に乗車する」「馬から落馬する」といった言い方と同じく、同じ意味の語を重ねて使う言い方で、厳密に言えば重複で間違っているが、許容するというものである。

しかし、「校閲」をテーマにしている小説であれば、そこは使用しないでいただきたかった。

が、違和感がないではない……これはどうなのか。日本語を専門に研究なさっている大学の教授に見解をお聞きしてみたい。

P64 >旅行に来ているのだな

同上

P75 袖擦りあった程度の仲だとしても、ぜったいに後味悪い。

「袖擦り合うも他生の縁」を引用というかパロディ風に使用したものと思われる。

「袖擦りあうも他生の縁」の意味は、「袖が触れあうようなちょっとしたことも、前世からの深い因縁によって起こるものだ」である。

上記の文章とは真逆の意味になる。そこはご承知でパロでお書きになっているのかもしれないが、やはりこれもざらっとした感覚を抱く。

P103 すべてに関れることは

→関われる

P107 幸先が悪く

「幸先」は、これから良いことが起こる前兆、吉兆を意味する。

であるから、幸先じたいに「吉」の意味が含まれているので、それが「悪く」なることはない。

P115 何故か綿貫はその言葉に爆笑し

「爆笑」は大勢が声を上げて一世に笑うことである。この場面では綿貫一人が笑っているので不適切。

近年、テレビなどで多用されていることから、一人で大笑いすることを指す場合もあるが、「校閲」をテーマにした小説では気を配ってほしいところである。

P124 ブイブイ言わして

→言わせて

P148 積極的に嫌い

文法的には誤りかと思われるが、悦子の台詞であるので、彼女の性格を表すには許容範囲か?

P151 申し訳ありません

○申し訳ない

申し訳ありませんを許容すると、「申し訳ある」という使い方もあるのかという話になってしまう。

これは「とんでもない」などと同じである。とんでもあるとは言わない。

辞書によると、「申し訳ない」と「申し訳」という使用例が掲載されている。

「申し訳」では、「いいわけ、いいひらき。狂言、附子。実質が伴わず体裁だけであること。

とある。

「いいわけ、いいひらき」が「ありません」という意味で使用しているのだと受け取ると、この使用は許容すべきなのであろうか。

しかし「申し訳ない」という言葉も別に辞書に載っている。それには「弁解の余地がなく相手にすまない。詫びるときなどに言う語」とある。

判断しかねる……専門家の意見を聞いてみたい。

P168 めんどくさい

→面倒くさい

P169 ほんとですか

→本当ですか

P180 関っていた 関る

→関わっていた 関わる

P204 「そんなときに電話してくれてありがとう」と伝えた。

文法的には誤りはない。

「伝える」を辞書でひくと、

①つたわらせる。

1・言葉を取りつぐ。広く言い知らせる。

2・次々に後代に言い知らせる。

3・学問や技芸などを教え授ける。師匠から弟子に伝授する。

4・物事を渡し授ける。譲りわたす。

5・はこぶ。もたらす。

②受け継がれて来る。ものを受け止める。

1・聞いて知る。伝聞。

2・学問や記述などの伝授をうける。

3・物事をひきつぐ。

とある。

小説では、悦子が幸人と電話で話をしているシーンである。

特に伝言や伝授はしていない。

「伝え」てはいない。

言葉のチョイスを間違っているように思われる。

単に「言う」と書くと、二人の間の甘い空気を表せないと考えたのかもしれないと推察する。





私が気づいた、或いは気になったのは以上です。

五月蠅い読者だなー、エンターテインメントなんだから、ライトノベルなんだから、さらっと笑って読めばいいじゃん。

というご意見もあるでしょう。

が、私は気になるのです。

そして、読んでいてここまで「あれ?」とざらっとした感じを抱く小説も珍しいです。

「校閲」をテーマにし、世に「校閲」という職業があることを知らしめたことは素晴らしいのですが、こんなに読み手に

「あれ?」と思わせては、本としては恥ずかしいことではないのかと思います。





話は面白いですよ!!

キャラクターも魅力的です。

繰り返しになりますが、そこは強調しておきます。
【 2017/10/17 (Tue) 】 本のこととか | TB(0) | CM(0)

だって寒いんだもん



寄り添う二匹。

猫の為にホットカーペットを朝からつけっぱなしにしています。

【 2017/10/16 (Mon) 】 携帯電話から | TB(0) | CM(0)

ざんねんないきもの事典

ざんねんないきもの事典表紙

新聞の評で知り、借りてきました。

兎に角いきものに興味を持ってもらおうと、平たく、ピンポイントでいきものの面白さを伝えようという意思が伝わってきます。

小難しい解釈は抜きにして、面白いです。

イラストも可愛らしいのですが、コメントにセンスが光り、毎晩蒲団の中で少しずつ読んでいましたが、思わず声を出して笑ってしまいました。





コモドオオトカゲの口の中はものすごくきたない 

菌と毒のダブルパワー

シマリスのしっぽはかんたんに切れるが、再生はしない  

はしゃいでしっぽを持つと地獄絵図が広がることにもなる

はちみつはじつはミツバチのゲロ

もはや間接キスどころのさわぎではありません

サソリは紫外線を当てると光るが意味はない

ただかっこいいだけ!!

こんな感じ。




そしてイラストに添えられた文言に至ってはもう。

どこまでも行っちゃってください。

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子どもが読んでも大人が読んでも面白い一冊です。







【 2017/10/16 (Mon) 】 本のこととか | TB(0) | CM(0)

校閲ガール ア・ラ・モード 宮木あや子

校閲ガールアラモード宮木あや子表紙

「校閲ガール」に続編があると知り、借りてきました。

前作の「校閲ガール」で、主人公の河野悦子を取り巻く周囲の人々にスポットを当てた、スピンオフ的な連作になっています。

正直申し上げて、こちらの作品の方が読みいごたえがありました。

全6話の主人公たちの背景にあるもの、ドラマを、短い枚数で見事に描いているからです。

軽い筆致でありながら重いテーマを扱っており、じんとこちらの胸に迫ります。

作者の底力を感じさせます。

特に第5話の、悦子が所属する校閲部の部長を主人公とした話は秀逸です。




さて。

話自体はとても面白かったのですが、これは校閲を扱っている話ですので、やはり前作同様こちらも「校閲」しながら読んでしまいます……

気になる箇所が目について、そのたびに読むのが中断される。

P21 >だいたい十五人くらいのコミュニティになった。

     「だいたい」と「くらい」が重複している。

P93>お洋服もいっぱい見れたし

    ×見れたし ○見られたし

     活用語尾の前の音節から送ることができる言葉は以下の六語である。

     正しい表記    表す 現れる 断る 聞こえる 晴れやか 変わる

     許容される表記 表わす 現われる 断わる 聞える 晴やか 変る
    
     であるので、「見れたし」は「見」のみを「みら」と読むことはできない。

P96   あんだけ連載取ってこれるんでしょう

     ○ こられるんでしょう

P98   知識としては知っていた

     重複表現。 ○ 「知識としては持っていた」

     これ、藤岩さんが主人公の話の回なんですよ。藤岩さんがこんなミス犯す筈ないのに。

P109  一番最初

      重複表現。

      なんだよ「一番」「最初」って。いちばん、もっとも、はじめ、かよ。

      同じ理由で「先ず最初」も×!

P143   「サラダとかは大丈夫ですか?」

      なんだこの台詞。「とか」は「大丈夫ですか」

      文芸誌の編集者が、作家に対して使っていい文法か?

      なんでもかんでも「大丈夫」を乱用しやがって昨今の若者はっ。

P165  「関る」の送り仮名に「わ」は必要なし。「柔かい」の「ら」も同様。

      「作者の意向により」とある。どんなポリシーなんだろう。

      そもそもが、「関」「拘」に、「かかわる」という読みは正式には認められていないのだ。俗語という位置づけになる。

P192   蒲葡色 ←ぶどういろ、と仮名がふってある。

      「蒲葡」は、えびぞめ、と読む。

       葡萄が正式。

      えびぞめ色は葡萄色に似ているので、わざとその仮名をふるよう指示したのかもしれない。

      が、釈然としない。こういう表記があると、いちいち止まって考えてしまうので、読むテンポが崩れる。






ワタシが気が付いたのはそのくらいです。

文筆にかかわるお仕事をなさっている方はもっと多くの間違いに気がつかれているかもしれません。

てゆうかあ(わざとだ)。

この本、校閲していないのかな?





【 2017/10/10 (Tue) 】 本のこととか | TB(0) | CM(0)

たんじょうび



 
誕生日プレゼント貰いました。


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お財布です。

中が広くてとても使いやすそうです。

一目ぼれしたデザインなのですが、少々値が張るので諦めていたら、娘がバイト代で買ってくれました。

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猫のダヤン。

先月ダヤンのカップを割ってしまったので、夫が覚えてたらしく買ってくれました。入浴剤もセットです。

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ご飯を食べに行きました。

カボチャのパスタです。

カボチャが全く煮崩れしておらず、美味な仕上がりです。

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野菜も摂りましょう。

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どん。

これはトマトのソースと、手前にあるのが中にご飯とチーズが詰まっている巨大コロッケです。

写真で見た時はさほど大きく見えなかったのですが、テーブルに来たらまあびっくり。

ライスボールの大きさが……

なにこれ、「ボールは友だち」?

みたいな。

ドンブリ大盛りくらいの量のご飯が詰まっていました。

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靴下も買いました。

この時期だけ履けるデザインなので、がんがん履こうと思います。

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更に娘はケーキも買ってくれました。

なんていい子に育ったんでしょう。

ワタシの日ごろの子育ての賜物ね。

きっとワタシは天使を産んだんでしょう、そういうことにしておきましょう。
【 2017/10/07 (Sat) 】 携帯電話から | TB(0) | CM(2)

ナミヤ雑貨店の奇跡 東野圭吾

ナミヤ雑貨店の奇跡東野圭吾表紙


何か月か前に新聞の評を見て、今度映画化されると聞き、予約して借りてきました。

面白い本というのは、続きが気になって気になって、もう床に就かないと明日に差し支えるのが分かっているのに、ついつい閉じることができない。

そして、早く結末が知りたい、最後の一文を読んだあとのカタルシスを味わいたいと思っているのに、いつまでも終わらないでいてほしいという相反した感情を抱かせるものです。

この本がまさしくそうでした!






主人公が過去の時代に飛ばされたり、何度も同じ時点に戻ってしまったり、というような話は、古今東西さまざまな国の媒体で見受けられます。

「ナミヤ雑貨店の奇蹟」もその一種であろうかと思います。

巷には雑多で粗悪な作品も時に散見し残念な思いをすることもありますが、さすがに東野圭吾さんの手にかかると一味違います。





東野さんの小説の魅力はその構成力の巧みさです。

ひとつのアイディアを膨らまし、肉付けし、生き生きとしたキャラクターを造形して、読者がもっと読みたい! 知りたい! と思ったところで潔く画面を転換します。

さりげなく伏線を張り、無理なく回収してゆく。

読んでいてカタルシスを覚えます。

書いていて頭の中がこんがらがったりしないのかしら。

三谷幸喜さんは脚本を書くとき、キャラのタイムテーブルを作ると聞いたことがありますが……どうなのかな。





「こんなことあるわけないじゃん」

確かにそうなのですが、人は人知を超越した何かがこの世界にはあるんだと、畏敬の念を誰しもが持っているのではないでしょうか。

だから過去と現在がリンクする話というのは世界中にあるのではないかしら。





読み終わったあと、ほんのり心が温かくなる。

読んでいる間中、楽しかった。

こんなお話を書いてくださってありがとうございます!

【 2017/10/03 (Tue) 】 本のこととか | TB(0) | CM(0)

服の値段ってなんだろう


 
ボトムス300円なり。
 
ブラウスは200円だった。
 
ハンバーガーより安い
 
ちゃんとした生地だし特に縫製が悪いということもありません。
 
原価ってなに……
【 2017/10/02 (Mon) 】 携帯電話から | TB(0) | CM(0)